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SEE MOREウルテリオル連合王国
太陽系第三惑星テラ。陸地の40%を占めるガリア大陸北西部にある島国。首都は南西河口に位置するトリオン。幾つかの国が連合して出来上がった国家であり、政治体制は立憲君主制。
国土や規模自体は小さいものの、一歩先んじた魔導科学技術などで世界を牽引する存在で、連合加盟国は西大陸の大半を占め、世界への影響力は大きい。
現在は王朝がアデン朝からシーモア朝に移っており、国家元首たる国王はハロルド・C・D・シーモアである。
次元移動
現在のウルテリオルにおいて研究中である魔導科学技術=魔導式の一つ。シモンはこの実験事故によって召喚された。
シモン自身はこの技術の根幹である空間制御の魔導式を熟知している数少ない一人で、いつでも元の次元に帰る事が出来るものの、黙っている。
魔導式を司る魔族の認識においても「神の真理に近いもの」とされており、管理しているのは魔族の長とも言える「慈しみの嵐の王」ハダドである。
ウルテリオルではポータル発生装置を作成しているが、そういった機械は本来必要でもない。
魔導式
真理式とも呼ばれる。自然法則の全てを言語体系化したもので、ある次元では学問とされ、ある次元では魔法とも呼ばれる。
高度なものになればなるほど解明する者は少なく、魔法として消費する必要魔力も膨大になる。
魔族
「魔界」と呼ばれる高次元に住む種族。
一般の魔族はやや長寿で魔導に長け、条件を満たすと別次元に召喚されるという程度で、生活スタイルはあまり人間と変わらない。
一方貴族の爵位を持つ魔族は更に能力が高く、とりわけ「王」の位にある魔族はそれぞれ大いなる魔導式を司り、召喚条件も厳しくほぼ不老不死に近い。
種族としての使命は「神を騙る存在、全次元の均衡を乱すものの殲滅」であり、性質に正邪は無い。
他次元への積極的な干渉は推奨されず、他種族に対して差別的・支配的に振る舞う事も禁じられており、よくある「命の対価を求める」などの行為を行うと罰せられる犯罪者となる。
魔族と呼ばれるのは単純に、あらゆる生物に先んじて存在した原初の生物であり、魔導式に一番近い存在だからである。
亜空間
物理法則の縛りを受けない、何次元でもない異空間。
完成された亜空間はどこまでも白く、足の接地面しか認識できない空間として存在する。それを基盤として、過去や未来の光景を構築もできる。
宇宙開闢の真理の白とも呼ばれ、生み出す事の出来る人間は現状シモンしか居ない。
当然ながら莫大な魔力を必要とする。
亜空間を構築出来ない段階では、一般的に宇宙空間のような不完全な空間が出来上がり、この不完全な空間においては無機物も有機物も、何らかの対策をしない限り閉じた瞬間に消え去る。
高位魔族達の持つ魔導空間は完成された亜空間にごく近い。
簡易魔導空間
魔導式によって簡易的に作成された不可視の四次元空間。
亜空間とは定義が異なり、収納できる容量もかなり小さく限りがある。
主に兵士達の持つ機械剣の収納場所として用いられ、Wが隠れているのもこの空間……だと言われている。
ピトス・メカニカ社
軍との関係の深いウルテリオルの軍事企業。
ウルテリオル軍以外にも商品は売り出しており、世界シェアトップを誇る。
それによるセキュリティ対策から、ただのガードマンに留まらない、私兵とも呼べるセキュリティフォースを擁している。
シモンは、このセキュリティフォースの一員として潜入する事となった。
ピトス・メカニカ・セキュリティフォース
通常の兵と魔導兵からなる、ピトス・メカニカ社の私兵。各国から選りすぐられた人材が集められており、少数ながら戦闘能力は高い。
ピトス社の開発したアンドロイドによる反乱を受け、責任を取るという意味からもウルテリオル連合王国軍と共同でアンドロイド討伐にあたっている。
アンドロイド
ピトス・メカニカ社の開発した二足歩行人型ロボット。人間の姿形を精巧に模している。
内々に開発されていたものの、その存在が公になった事により人々から生理的な嫌悪感を持って忌避された。
本来ロボットは「ロボット三原則」と呼ばれるドグマ(教義)を必ずインストールされるが、反乱を起こした機体はどれもこのドグマを入れられておらず、自らを「新しい生命体・人類である」と認識し、「ベリンダとアダムがウルテリオルの未来を滅ぼす」という独自の解析結果によって、皇太子夫妻の処刑を望んで反乱を起こし、ウルテリオルの国民を煽動している。
また、「新人類」としての人権を求めており、実際は生命体でもないただの機械であるという事実を知る、ピトス社のアンドロイド関連部署の技師達の殆どを殺害している。「母」と認識している主任技師、マデリン一人を除いて。
「人に似せる」事に大部分の機能を割いている事で、ごく小さな容量と思考(AI)しか持てないため、ウルテリオル首都トリオンのみがウルテリオルという国の全てだと誤認している。
そのため、軍は首都トリオンを封鎖し、討伐にあたっている。
アンドロイドはどれも実在する人物のコピーとも言える外見をしており、それぞれに強力な兵装を備えている。このため、兵士の一部は民間人と見間違えて躊躇してしまい、犠牲になる例が後を絶たない。この事からも、アンドロイドへの嫌悪感は益々広がり、国内外からピトス社を激しく非難する声が高まっている。
ロボット兵
ウルテリオル連合王国軍とピトス・メカニカ社との共同で開発を行っている戦闘特化型二足歩行人型ロボット。
「戦時において人間の犠牲を出さないため」を目的として開発が始まったものの、AIによる思考能力の限界や、暴走した際の対策の遅れなど課題は大きく、実用化には程遠い。
アンドロイドの反乱時点でアンドロイド側がこれらを掌握しており、軍やセキュリティフォースの兵士達にけしかけてくる。
攻撃は単純なものの、頑丈なため、破壊に多大な労力がかかる。
ナビゲーションロボット
通称ナビロボ。
ごく簡単なナビゲーション機能を備えた戦闘補助ロボットで、小型で単純な機体が多い。
生命反応の感知や的確なシミュレーション能力に加えて、盾による防御機能などがあり、軍内においてはロボット兵の実用化よりも、こちらの普及の方が戦闘に役立つのでは、と言われている。
Wは最新鋭のナビロボであり、かつ、膨大なメモリを保持しているため、演算能力も機能もアンドロイドのそれをはるかにしのぐ。
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